将棋入門

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1.将棋とは

将棋は、二人で対局を行い、勝敗を競うゲームです。

将棋を行う事を「将棋を指す」といいます。

将棋を指している事を「対局」といいます。

二人で交互に駒を動かして相手の王将を取ったら勝ちのゲームです。



2.将棋に必要なもの

将棋を指すのに必要なものはたった2つ!

① 将棋盤

②駒


■おまけ■

 

 

 

 

対局するときはこんな感じです→



3.駒の並べ方

将棋は、盤と40枚の駒を使って行います。

対局する時はの画像(図1)のように、正しい場所に駒を並べます。

 



■駒を並べる順番■

ルールではありませんが、将棋の駒には伊藤流(図2)大橋流(図3)という並べ方が2つあります。

一枚、一枚決められた順番で駒を並べる習慣は、集中力を高めるという意味では良い事ですね。

2     大橋流(おおはしりゅう)

3     伊藤流(いとうりゅう)


どちらの並べ方がいいというのはありませんが、将棋を指すプロ棋士のほとんどが、大橋流を採用しているそうです。


4.駒の動かし方

王将

(おうしょう)


玉将

(ぎょくしょう)


飛車

(ひしゃ)


竜王

(りゅうおう)


角行

(かくぎょう)


竜馬

(りゅうま・りゅうめ)


金将

(きんしょう)


銀将

(ぎんしょう)


成銀

(なりぎん)


桂馬

(けいま)


成桂

(なりけい)


香車

(きょうしゃ)


成香

(なりきょう)


歩兵

(ふひょう)


と金

(ときん)



5.駒の動かし方の注意

4.では、駒の動かし方を学びました。以下の項目に注意しましょう。

相手の駒飛び越えてはいけません

下記の局面を見てみましょう。

 

あなたの陣地には、飛車があります。

この飛車で、取れる駒は何個あるでしょうか。

正解は、歩を 1枚取る事ができます。

 

駒の動かし方では、飛車が前後左右どこまでも進む事が可能でした。

 

 

 

途中に相手や自分の駒がある場合は、越えて進む事ができません。

【注意】桂馬は例外的に飛び越える事が可能です



6.成駒について

駒の動かし方では、成駒がありましたが、なんでしょう。

それは、相手の陣地(敵陣)に入った駒を裏返したものをいいます。

飛車や角の成駒は、もとの駒より強化します。

他の駒も金将の動きになるので、とても有力な駒になります

 

 

自陣の駒を相手の敵陣に侵入して、自陣の駒を強化させていきましょう。

<成り駒の注意>

 

成り駒を使う時には、以下の4点に注意しましょう。

 

成り駒で取っても、使う時は元の駒の状態(表向き)

使ってください。

 

敵陣に打った駒を自陣へ動かす時も成れます。


敵陣に入っても必ず成る必要はありません

→状況によって、成らない方がいい場合もあるので、見極める必要があります。

  銀将、桂馬、香車がそれに該当します。

これ以上動けなく駒は必ず成ってください。



7.将棋はどうやったら勝ち?

将棋は、王将を詰ませば勝ちのゲームです。下の盤面が一例です。

次は相手の番とします。相手の王将は、このまま何もしないと次に金で取られてしまいます。

 

王将は、どこに逃げても金将で取られてしまいます。しかし、王将で金将を取ってしまうと、次は歩で取られてしまいます。

 

つまり、わかっていても王将(玉将)が取れる状態を作れば勝ちです。それを【詰み】といいます。

注意詰みではない形

1と違うのは、金の下に歩がない事です。

相手の王将は逃げる場所はありませんが、

相手の金将を取る事ができるので

 

これは詰みではありません。



8.反則

ここまでで将棋の大まかなルールは覚えられましたね。次に、反則行為について解説します。

反則の種類はいくつかありますが、実戦に出てきそうなものは、

【① 二歩②打ち歩詰め1王手放置④行き所のないところに駒を打つ⑤二手指し】

があります。

 

 

① 二歩

同じ筋に歩がある事を「二歩」といいます。

これは反則になるので、気をつけましょう。同じ筋に《歩》と《と金》があるのは、二歩にならないので

反則にはなりません。

 

 

② 打ち歩詰め

歩を打って詰ますのは反則負けになります。

 

 

歩を突いて詰ますのは反則負けになりません↓

 

 

③ 王手放置

 王手とは、次の番に王将が取れる形をいいます。

 

 そこで、王手放置について説明します。

 王手をかけられている局面では、玉が逃げるなど、

必ず王手を防ぐ手を指さなければなりません。

王手がかかっているのに違う手を指すのは反則です.

 


 

行き所のないところに駒を打つ

 

角の動きが間違えています。

動けないところに駒を進めてしまうと反則です。


行き所のないところに駒を打つ、進めることも反則になります。


⑤ 二手指

二手指しとは、相手の手番なのに自分の駒を動かすことです。これも反則です。

 

他にも、「連続王手の千日手」があります。

 

 

連続王手の千日手とは、同一局面になる王手を連続で4回繰り返す事。


10.対局の流れ

ここでは、対局の流れを学んでいきましょう。 (対局とは、対戦を行う事です)

 

駒を並べる

② どちらが先に指すか順番を決める

どちらかが、歩兵を5枚振ります。【振り駒】

表面が多かったら駒を振った人の先手です。

➂ 両者「お願いします」と一礼をし、対局開始

④  負けたら「負けました」と一礼をし、両者で「ありがとうございました」とお辞儀をする


①千日手

同一局面が4回現れた時点で「千日手」となり無勝負となります。


② 持将棋

お互いの玉(少なくとも片方)の玉が敵陣三段目以内に入り(入玉)

どちらも相手の玉を詰ます見込みがなくなった場合を指します。

これを持将棋】といいます。

王将が敵陣まで侵入してしまうことを入玉といいます。

図のように、両方の王将が入玉することを【相入玉】といいます。

 敵陣で味方の成駒に守られると鉄壁になり、入玉した玉を詰めるのは非常に難しくなります。

 そのときに、盤上の駒と持駒の数の合計によって、勝ち・負け・引き分けを決めます。


持将棋の規定

    大駒(飛車・角)を1つ5点、小駒(金・銀・桂・香・歩)を1つ1点として、盤上にある駒と持駒を数えます。

 

5点


 

 

1点


点数の合計が、24点に満たない場合は負け、先手・後手共に24点以上ある場合は、引き分けになります。


持将棋成立後、先手と後手を入れ替えて指し直しとなるところもあります。

 

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